日本の気象庁によりますと、アメリカのJTWC=米軍合同台風警報センターが一時、最も強い階級の「スーパー台風」だと解析した台風11号は、9月8日熱帯低気圧に変わりました。
各国の国営メディアなどによりますと、この台風とそれに伴う土砂崩れや洪水などにより、これまでに少なくともベトナムで127人、フィリピンで20人、中国で4人が死亡し、3か国で合わせて151人の死亡が確認されています。
特に被害が広がっているベトナムでは9日、北部で川にかかる橋が突然崩落し、車とバイクに乗っていた人が巻き込まれるなどこれまでに54人の行方が分からなくなっているということです。