- 2024/03/11
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【ミャンマー】徴兵制について
3年前にクーデターにより実権を握った、ミャンマーの軍政権が令和6年2月に徴兵制を施行し、詳細について発表しました。
●クーデターからの変遷 ※1
2021年 2月 クーデターにより、軍が実権を握るように。
2024年 2月10日 ミャンマー軍評議会が国民の強制徴兵を可能とする人民兵役法を施行。
対象は、男性は18~35歳、女性は18~27歳までとされたが、施行の10日後に女性は
除外される。
2月20日 国軍の報道官が「男性600万人が法律上対象になる。」とし、
「段階的に男性の1%にあたる6万人を招集する。」と発表。
2月25日 国民の動揺を受けて、苦情対応電話窓口が設置されたことが報道される。
(参考:JITCOの「お知らせ」より https://www.jitco.or.jp/ja/news/article/31860/)
●現在・今後の動きについて ※2
徴兵制の実施の発表から、隣国タイへの出国をする若者が増えており、タイ北部チェンマイの大学では3月の英語科の受験応募者数が100人の定員を大幅に上回る2100人の応募があり、その大半がミャンマー人でした。
(参考:NHK 2024年3月10日のNEWSWEBより https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240310/k10014384841000.html)
◇報道を受けて、この先隣国のタイへの渡航を目指す若者やタイ以外の国への就労を考える若者も増えていくのではないでしょうか。
「安心して働きたい」と考えるミャンマーの方々に日本という選択肢を考えてもらえるよう、弊組合としてもミャンマーからの情報をお伝えしてまいります。